不味いレストランにわざわざ通ってしまう私たち 2
私たちは、不快なはずなのに同じことを繰り返してしまったり、不快な感情の中に沈み込んだりしてしまいます。
utautai-art-psychology.hatenablog.jp
なんでそうなっちゃうんでしょうか?
一番大きな原因は無意識でやっているから
どうにもならへんヤツやん!
とツッコまれそうですが、もうちょっと話を進めます。
確かに無意識でやってるので、本人たちは真剣に悩んだり、真剣に揉めたりします。
でも時々「ん?これ前も同じことがあったような…」と振り返るようにしてみてください。
だんだん無意識でやっていることが、「あ、これアカンパターン入った!」と分かってくるようになります。
そして自覚ができれば、「はい、それやめー!」とぶった切って、同じパターンに入らないようにすればいいのです。
そしてもう一つ。
脳には恒常性を保つ機能があります。
恒常性とは、外気温に関わらず人間の体が体温を一定に保とうとするように「状態を一定に保つ機能」のことです。
例えそれが自分にとってマイナスでも、常に同じ状態で結果がある程度分かっていた方が、予想外のことが起きるより良いと脳は判断してしまうのです。
私たちが薄々気が付いていても何度も同じ不快な感情の穴に落っこちたり、同じ揉め事を繰り返すのはそのためです。
新しいレストランを探してそこがヒットするのかどうか不安に思うより、不味いと分かっていながら今までのレストランに通う方が「裏切られない」わけです。
人が「変わる」ためには、美味しいレストランを探して違うお店に行くように、今までと違う行動をしてみるしかないんです。
当スクールの校長は「まぁ騙されたと思って一度試しにやってみて」と言っていますが、一度やってみたくらいでは自分の心がザワザワするくらいで何も危険なことにはならないので、ぜひ試してみてください。
もし試しにやってみて失敗したとしても、そのやり方ではだめだということが分かっただけ進歩でしょ?
揉め事が起きた場合、「まぁ騙されたと思って一度試しに」揉め事から離れてみてください。
落ち込んで同じ感情を味わっているときは、「まぁ騙されたと思って一度試しに」考えるのをやめてみましょう。