音楽療法とカウンセリング
母校の名古屋音楽大学で音楽療法の公開講座があるということで、聴講しに行ってきました。
今日の講座はこれ。
声楽科出身で当時は音楽療法のことなんてほとんど興味がありませんでした。
出産後にアートセラピーを学び始めて、改めて「大学でしっかり勉強しとけば良かった!!!」と悔やんでいたので、少しでもアートセラピーでも使えることがあればと思い参加してきました。
ブライアン・エイブラズム先生は、開口一番「今日は哲学の話をします」とおっしゃいました。
確かに音楽療法とは何かの哲学の話をまるっと3時間、じーっくり話してくださいました。
音楽とは何か?
そしてそれをどうして心を癒すために使うことができるのか。
何のために音楽療法をするのか。
そういった本当に根幹になる部分を「これが大事なんだ」と教えてくださいました。
音楽療法もカウンセリングもアートセラピーだって、これまでたくさんの人たちがそれを使っていく中で「こういう時はこんな感情」というようなセオリーはある。
だからみんな「こういう場合にはこうしたらいい」みたいな小手先の技術を求めたり「音楽療法をするとどんな効果があるの?」って聞くけど、そういうことではない。
「そばにいて時間を共有する」「有機的に関わる」ということが、とても重要なんだと言っていました。
カウンセリングの中でどのように関わるかということが、音楽療法でも一緒なんだということに感動し、音楽療法をもっと学びたいという気持ちがムクムクと湧いてきました。
今は交流分析やカウンセリングの勉強で手一杯だけど、手が空いたら本格的に学んでみたいと思います。