心理学講師の歌ったり踊ったり

名古屋の心理学講師いのうえが歌ったり、日々のトラブルに踊ったりしているブログ

産後ケアを事業化したい!

私の所属している(社)日本イーブンハート協会では一つ目標があって、それは「産後ケア事業」です。

 

jeha.or.jp

今年の春、同じ協会理事のレイさんが出産したので、代表理事の落合が本格的に産後ケア事業を見据えて自宅で二人を預かりました。

 

他人と暮らしてみるって、今の人たちにとってはハードルが高いかもしれないけれど、昔は「居候」やら「書生」やら、家族じゃない人たちが一つ屋根の下に暮らしてたんですよね。

沢山の他人が子どもの面倒を見る良いところは親だけではなくいろんな人からのストローク(ふれあい)が得られることだと思います。

親だって人間なので、どれだけ頑張ったって親として足りない部分なんて山ほどある。

それを補完してくれる他人が近くにいるってすごく幸せなことですよね。

 

「昔の子どもたちは今よりもっと放ったらかしにされていた」とよく聞きますが、それは近所に遊んでくれたり注意をしてくれる人たちがたくさんいたから成り立っていたことです。

今はダメなことをしていても叱ってくれる人も少なくなってしまったし、子ども達も年齢の違う子どもが混じって遊ぶ様子を見ることが少なくなりました。

 

私は、お世話をしてくれる人は親族でないといけないわけではないと思っています。

近くに支えてくれる親族がいない、お互い大変で助け合えない、という状況にいるお母さんたちもたくさんいると思う。

そんな人たちを見ず知らずの他人が預かって、支えてあげてもいいじゃないですか。

 

私自身息子を出産した時には里帰りせず、1人目だったので何も分からないまま子育てをしていました。

母は私を2か月で保育園に預けて働いていたので、子育てのことをほとんど覚えておらず、聞いても「分からない」としか返ってきません。

 

分からないことだらけの中、ネットで調べてみたり、Facebookで「わからーん!」と叫んで子育て中のママからアドバイスをもらったりしながら何とか子育てをしていました。

 

そんな中、3度くらいしか会ったことがなかった代表理事の落合が、Facebook上で声を掛けてくれて、私の家まで手作りのお惣菜を持って駆けつけてくれました。

その後も夜泣きで1時間おきに起こされてフラフラになった時、ちょっと息子を見てもらったり、乳腺炎を繰り返して「もう母乳育児辞めたい」と愚痴を聴いてもらったり、乳腺炎や息子のアトピーに効果のあるアロマやハーブを教えてもらったり、本当の母親のように心配し助けてくれました。

そう考えると、落合の産後ケア事業の一番初めは私だったのかも。

 

他にも公園やショッピングモールで仲良くなったママ友たち、近所に住んでいる人たちの暖かい言葉や助けで、息子を保育園に預けるまでの1年9か月を乗り越えたと思っています。

 

でも、私みたいに助けてもらえるまで動き回れる人もたくさんはいないと思います。

そんなときに、この「産後ケア」というものが当たり前のようにあったら、助けてくれる人を探して動き回らなくてもいいですよね。

 

ハードルがいっぱいあるので、まだ具体化できてないですが、この事業を早く実現させたいです。