自分のこと、全部分からなくてもいいんじゃない?
うちのスクールで「人生脚本を紐解く4日間くらいの合宿を行ったらどうか」という意見が出てきました。
みんなチャレンジャーやねぇ。
人生脚本とはアメリカ版精神分析「交流分析」で説かれている小さな頃に決めてしまった人生の道筋のこと。
人生脚本は7歳説と12歳説がありますが、どちらにせよまだ子どものうちに、それまでの人生で経験したことや印象的な出来事から「自分はこういう人生を歩むだろう」と決めてしまい、それに沿って人生を歩んでいきます。
詳しく調べればもっと複雑なんですが、ざっくり言うと「とても幸せな人生を歩む」と決めて幸せに生きていく人もいれば、「みんなに嫌われて寂しい一生を過ごす」など破滅的な人生脚本を持っている人もいます。
人生脚本の解明に4日間もかければ、確かに自分の脚本のかなりの部分が見えてくるんじゃないかと思います。
でもそれ、真面目にしんどいですよ。
人は誰でも良い面もあれば悪い面も持っています。
わざわざそれの全部をさらけ出して仕分けして、時には自分でも「これは知りたくなかった」と思いもよらないドロドロが出てくる可能性もあります。
出てきちゃったものは、その場では取り扱わないという選択はできても、「無かったこと」にはできないんです。
普段、月1回講座で学んでいても毎月のように自分のドロドロした部分に「ギャッ!!」と言いながら次の講義までにゆっくり消化しているのに…
それ、4日で全部やったらダメージ大きいですよ?
誰にでも癖があったり、暗いドロドロとした部分を持っているもんですが、それ全て知る必要はないんじゃないかなと私は思います。
それが、人生に大きく影響しそうだとか、うまく扱えなくて自分にも人にも迷惑だという部分だけどうにかすればいい。
そうやって自分の困ったところを改善していくうちに、だんだん人生脚本も書き換わっていきます。
最後にスクールの校長落合が言った言葉で、その場にいた全員が納得していました。
「人は死ぬ前から仏さんにならんでいい」
秋から交流分析入門講座始まります。
人間関係のトラブルや分かっているのにやめられない癖などを読み解き、対処する方法を学びます。
こっちは月1回〜2回程度でゆっくり進みますので、ご安心ください(笑)
詳しい日程等が分かり次第、お知らせしますね。