戦争のない世界に
息子が図書館から借りてきた絵本「タケノコごはん」を寝る前に読みました。
表紙の絵の雰囲気だけで「戦争のお話だ」と気づいていたんですが、息子には黙って借りてきました。
5歳の息子にはまだ早いかとも思ったんですが、偶然とはいえ息子が自分で持ってきたもの。
そういうものの方が息子の心に残るのではないかと思ったからです。
読み始めから戦争の話で息子はびっくりしたみたいですが、最後までしっかりお話を聞いていました。
お父さんを戦争で亡くした男の子が、徴兵で戦地に行ってしまう担任の先生に「行くなよ」と言うシーンでは、思わず読んでいて私も息子も泣いてしまいました。
読み終わった後、息子が「どうしたら戦争はなくなるのかな」と一生懸命考えていて、やっぱり借りてきて良かったって思いました。
私の小さい頃も戦いの映画やアニメ、ゲームはあって、それを楽しんでいたけど、まだおじいちゃんおばあちゃんが元気で戦争の話も実体験で聞くことができました。
もう少し戦争というものが身近にあった気がします。
でも今はもう話を聞ける人も少なくなっています。
ゲームや映画、アニメはどんどん臨場感が増しているのに、子どもたちはそれが現実に起こりうることなんだということが分かっていない。
5歳の息子にもこの絵本は戦争の恐ろしさを教えてくれました。
またもう少し大きくなった時にもう一度読んで、息子と一緒に戦争と平和を考えてみようと思います。
戦争のない平和な世界になりますように。