失敗しても大丈夫!
昨日のアートセラピー研究会で参加者のお一人が「ここは失敗できるからいいですね」とおっしゃっていました。
アートセラピーに正解はありません。
作成者が納得していればどんなものができてもOKだし、嫌だと思えばやり直してもOK。
その自由な空間を提供するのが、アートセラピストのお仕事の一つです。
そして「他はうまくいってたのに、ここだけ直したい!」という場合に備えて、アートセラピストは失敗してしまった時のリカバリー方法を知っている必要もあります。
特に子どもはそういう場合に気持ちを切り替えるのが苦手だったり、もう一度やり直すエネルギーがなかったりするので、セラピストは適切なタイミング見て声をかけたり、手を貸すことで大丈夫な空間をつくるのです。
効率や正確性などを求めることが多くなり、人と人との関係性が希薄になっていくと、どうしても自由で守られた場というものが少なくなっていきます。
子どもだって、今は親の付き添いなしでは公園にも行かれない地域も増えてきています。
そんな中、表現をする場くらいは子どもも大人も自由でいてほしいなぁ、と私は思っています。
昨日のコラージュ。
宝物以上の宝物だって!
確かに私にとって表現活動とそれに拘るアートセラピーは、人生の軸になる大きな宝物です。